2020年6/12から開催された4周年イベント。
盛り上がったかのように見えたイベントですが、例年に比べ売上は伸び悩む結果となりました。正月・旧正月に比べても劣る売上で人気の低下が懸念されます。
そんな危機的状況とも思えるアイヒロですが
ーーなぜ売上は低下したのか?
ーーなぜ伸び悩んでいるのか?
私独自の思考で追求していきたいと思います。
4周年の売上
※あくまで予想額であり実際とは異なる場合があります。
2020年6月 | 2019年6月 | 2018年6月 |
約6000万 | 約7200万 | 約1,26億 |
年々売上は低下しています。
後ほど説明しますが「数字以上に危機的状況」である事も考慮しなければなりません。
来年もこうして比較できるか疑わしい結果です。
数字以上に危機的状況
売上の推移を確認していただいたと思いますが、どう受け取りましたか?
私としては「数字以上に危機的状況」であると考えます。
①2年前の半分の売上になっている
②光闇同時実装でこの売上
③かなりの課金要求でこの売上
4周年を遊んだユーザーならわかると思いますが、相当気合の入った集金イベントでした。光闇の同時実装で、光のラッセルに関しては運を利用した最悪な搾取を展開しました。本来であれば前年度、もしくはそれ以上の売上に期待していたと思います。
しかし結果として過去最低の売上に留まりました。
この事実は数字以上に大きいものとして考えなければなりません。
原因
では、なぜそこまで大きく売上が低下しているのか追求していきましょう。
私が1番の原因と考えるのは『インフレ』です。
ソシャゲにインフレはつきものですが、アイヒロの場合はそのインフレに追いつくには凄まじいほどのお金と時間が必要です。
よくあるゲームでは下記のように簡単に育成が終わります。
【よくある育成】
①0.5%〜1%程度のキャラを当てる
②数分程度で進化・育成完了
これが良いか悪いかは別の話として、インフレ頻度が激しいのであれば育成難易度は高くあるべきではないと私は考えています。
育成が完了する前に、次から次へとインフレが起こっていてはせっかく手に入れたキャラを楽しむ暇もありませんし、運営にとってもガチャへ誘導することが難しくなるからです。
一方アイヒロの育成は下記のように非常に困難な仕様です。
【アイヒロの場合】
①0.03%程度で排出されるキャラを9回当てる
②☆5キャラを100体以上消費して進化
③何ヶ月もかけて集めた素材で育成
こちらに関しても良いか悪いかは別として、非常に育成には時間が掛かるということ。初心者であれば1体のキャラを最大まで育成するには『数ヶ月』必要になります。
もちろん課金で時短は可能ですが、問題はそこではありません。
・頑張って課金しても、俺ツエーできるのは少しの間
・またすぐに大量課金が必要
・育成している間にインフレ
・育成を急ぐ為には課金が必要
せっかく頑張って課金して育成したキャラがすぐに使えなくなるとどうですか?
すぐにそれを超えるキャラが登場したらどう思いますか?
入手するために大量課金して、育成でも課金を要求されてどう思いますか?
それを毎月されたらついていけますか?
要するに、目先の金ばかり追いかけてバランスは二の次、ユーザーの気持ちなんて三の次になっているのです。
それじゃあ、せっかく課金してくれるお客様が引退したり課金を控えたりするのは当然の結果になりますよね。
原因②
次に考えられるのは『ライトユーザーを軽視している』点だと考えます。
アイヒロは基本的に課金ありきのゲームバランスです。
無課金でも遊べないことはありませんが、推奨できるものではありませんしアイヒロを100%楽しめないと私は思っています。
それが悪いこととは全く思いませんが、普及させるにはライトユーザーや無課金ユーザーの存在は必須事項です。
そこを軽視していては普及は困難ですし、少数の廃課金ユーザーから搾取するには限界があるので長く売上を確保するのは難しいでしょう。
そのツケが今きているものだと推測されます。
「太く短く」の経営方針の限界を迎えているのでしょう。
アイヒロのこれから
周年イベント以降も、インフレ・集金イベントを繰り返している状況を見るからに、現状の改善は行われず、過剰な集金で可能な限り運営が行われていくと予想されます。
全世界の規模でみるとまだまだ人気ゲームの部類に入りますが、国内に限っては危機感を持つ必要があります。
仮にアイヒロが国内限定のゲームであれば、売上だけみればデッドラインギリギリの状態です。
アイヒロというコンテンツがマルチ展開している訳でもなく、普及の兆しもない。企業としても大手ではなく、アイヒロがこけたら終わりの状況。
そんな状況を理解しアイヒロと向き合っていかなければなりません。
最後に
アイヒロの売上が伸び悩んでいる原因を今回は思考しましたが、少しは危機感を感じてもらえたでしょうか?
現状サーバー内の過疎状況を見ても、相当危ういと普通なら感じ取ります。それでも一部の廃課金ユーザーに支えられ今があるのです。
今後、SNSなどで廃課金者の投稿が減ってくれば目前だと思って下さい。今を支えている課金者に愛想を尽かされた時が『その時』です。
それでは来年も売上記事を書けることを願って終わりにします。