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家庭用ゲーム機が衰退している!!その理由は?

近年スマホゲームの台頭により家庭用ゲーム機の影は薄くなっています。任天堂Switchの発売で家庭用ゲーム機の威厳は保たれましたが、もしSwitchがなければどうなっていたでしょうか。

しかし何故家庭用ゲーム機は衰退してしまったのでしょうか?スマホゲームの存在だけが衰退の理由だと思いますか?

今回の記事では、本当の『家庭用ゲーム機衰退理由』に迫ります。そして業界の今後について考えていきます。

衰退した7つの理由

■その① 選択肢が増えた

まずはユーザーにとって『選択肢が増えた』事が理由に挙げられます。かつては任天堂・SONYのゲーム機を楽しむのがスタンダードでしたが、現在はSwitch・DS・PS・PC・スマホなど、多くの選択肢がユーザーにはあります。つまりシェアの減少が衰退理由の1つ考えられます。

■その② 複雑化

ゲーム機本体の進化により、ゲーム上で様々な表現が可能になりました。昔では考えられないような表現が可能ですが、それを『複雑なゲーム性』としてユーザーに立ちはだかっています。つまり『ゲーム自体は面白くなっているが、それを理解すままでに複雑な操作を理解しないといけない』という障害が昔のゲーマーを遠ざけています。

■その③ 説明書がなくなった

複雑なゲーム性についていけないユーザーは、『パッケージに説明書が入っていた世代』が多いと言われています。複雑なゲーム性なのに、わざわざオンラインマニュアルを読まなくてはならない不親切さに嫌気がさすようです。

■その④ 動画サービスの台頭

近年『テレビ離れ』が起こり、YouTube・Netflixなどの動画サービスが台頭しています。それがゲームに関係あるのか?と思われるかもしれませんが、実は大きく影響していると言われています。その理由として『動画を見ながらゲームするユーザーが増えている』からです。つまりは『ながらプレイ』です。スマホゲームをしながらYouTubeを見る、といった遊び方は定番になっています。家庭用ゲーム機では中々真似できない遊び方です。

■その⑤ 売り方が嫌らしい

・不完全版→完全版の二回発売する
・追加コンテンツでお金がいる
・オンラインで遊ぶにはお金がいる

このように、ゲーム機とソフト以外にもお金が必要になるケースが存在します。ただでさえパッケージの値段が上昇傾向にある中、他でもお金が必要になるのは痛手です。とあるゲームでは、『データは入っているのにロックをかけて販売し、別料金で解除させる』といった嫌らしい商売を行うメーカーもあります。

■その⑥ お手軽に遊べない

スマホゲームのように「どこでもすぐにプレイ開始」といったお手軽さが家庭用ゲーム機にはありません。もちろん家庭用ゲーム機ならではのメリットはありますが、近年のユーザーが求める遊び方にはズレが生じているのが現状です。要するに、テレビをつけてゲーム機の電源を入れて立ち上げて・・といった作業が面倒なのです。

■その⑦ マンネリ化

家庭用ゲーム機も日々進化を続けています。どんどんグラフィックが綺麗になり、音楽も素晴らしいものになり、映画のようなムービーですら再現できます。しかし、ゲーム本来の部分は同じ事が多いのです。

「ただ綺麗になっただけで、やる事は同じ」

そういったゲームばかりで、マンネリ化してしまっています。なので、斬新なスマホゲームや海外産のゲームに注目が集まるようになったのです。

どの程度衰退しているのか?

実は家庭用ゲーム機市場は衰退という言葉を使うようなほど劇的な下降は見られていないのが現状です。2017年発売の任天堂Switchが市場衰退にブレーキをかけたのは間違いありません。

ただ、『衰退している』と思われているのが現状であり風潮でもあります。

なんとかSwitchのヒットで家庭用ゲーム機の威厳は保たれましたが、Switchは携帯でも遊べるゲーム機です。それは任天堂DSを捨ててまで選んだ諸刃の剣でもあります。シュア縮小を余儀なくされているのです。

しかしSwitchは『衰退した理由』を良く理解した作りになっています。ハイスペックを求めず、より遊ぶ楽しさを追求し、できるだけお手軽に遊べるようになっています。だからこそヒットに繋がったと思われます。

今後が危ぶまれる原因

任天堂Switchとは対照的な存在であるのが、SONYのPlayStationです。かつては世界的人気を誇ったPlayStationですが、近年では鳴かず飛ばずの状況で市場衰退の原因の1つでもあります。

常にハイスペックを求めるSONYは、今の時代に噛み合っておらず『衰退した7つの理由』に最も当てはまります。

もちろん、それを求めるユーザーは多数います。しかし、その数は年々減少傾向にあります。それこそ、ただのハイスペックを楽しみたいならPCゲームで良い訳で、プレイステーションである必要がありません。

つまり「スペックを追求しているだけで、面白いゲームが出せていない」のが問題なのです。

このまま突き進んでいくようならば、市場はSwitchだけになってしまい競合が起きず良くありません。かつてのSONYのような、オリジナルティ溢れるゲームを作り出していかなければ、PlayStationの存続は危ぶまれます。

このままスマホゲームにシェアを奪われるのか?

個人的な見解になりますが、スマホゲーム市場は頭打ちで、これ以上のシェア拡大は難しいと思われます。

すでに多くの人々にスマホは行き渡っています。これ以上は爆発的にスマホユーザーが増える事はありません。つまり市場は出来上がっています。

そしてスマホゲームも家庭用ゲーム機同様に、マンネリ化が進み飽きられてきている状況です。これ以上のシェア拡大は『よほどの何か』が起きない限り難しいでしょう。

そもそもゲーム業界の未来が危ない

スマホゲームの台頭で、ゲームで遊ぶ時間が大幅に長くなっています。「どこでも遊べる」のがプレイ時間の増加に繋がっているのです。

以前は、『ゲームは家で遊ぶ』『ゲームは一時間』といった感じで制限される事が多かったので、「ゲーム遊びたい」と思いが強くあり、それが楽しみでもありました。

しかし近年では、「遊びすぎて飽きてしまったが惰性でプレイしている」という風に、遊びたくないのに遊んでいるユーザーが増加しています。

こういった現象は非常に危険で、ゲーム自体に飽きてしまう可能性が高まります。ユーザー減少はゲーム業界全体に影響が出てしまいます。

スマホゲームの影響でゲームを遊ぶ人口が大幅に減少、といった未来になってしまう可能性は少なからずあると予想できます。

そういった状況にならない為にも、ゲームに依存しないよう自分自身が心掛けていく必要がありそうですね。