パチスロ「魔法少女まどか☆マギカ」の代名詞とも言える『穢れシステム』。シリーズ伝統のシステムで多くのプレイヤーを虜にしてきました。
最新作の「劇場版魔法少女まどか☆マギカ(通称:まどマギ3)」でも穢れシステムは健在です。しかし6号機の規制上、前作までの穢れシステムの再現は不可能になってしまい、前作までの仕様とは異なるものとなりました。
今回の記事では、新しい『穢れシステム』を追及し、いかに立ち回りに活かせるかを思考しています。是非立ち回りの参考にして下さい。
「まどマギ2」の穢れの思考の記事はこちら。
穢れとは
穢れとは、初代まどマギより搭載された「救済措置発動の為のポイント」です。
”打ち手に不利な出来事”が起こるとポイントが溜まっていきます。ポイントが最大になれば「救済措置」が発動します。
ありそうでなかった新しい形の救済措置システムで、業界の新たなスタンダードとして5号機後期を支えたシステムです。
まどマギ3の穢れシステムについて
前作までは「穢れ解放までポイントは消失しない」という特徴がありました。
しかし今作は6号機のため、内部的状態を維持する事が不可能になり”有利区間移行時”に穢れはリセットされてしまうようになりました。
6号機の仕組みについてはこちらで解説しています。
穢れ蓄積契機
●有利区間移行時
●通常時・マギカラッシュ中のハズレ
●CZ失敗時
●特定G数消化時(100G/400G/600G)
先ほども言いましたが、有利区間移行時に穢れはリセットされます。なので大当たりを跨いで穢れが引き継がれる事はありません。
600Gハマりの後に穢れ解放しなかった、次は解放するかも?と言った立ち回りはできなくなりました。
穢れ解放条件
AT終了時の穢れ解放抽選
穢れpt | 当選率 |
---|---|
0~9pt | 約10%(条件あり) |
10~14pt | 約33% |
15~19pt | 約69% |
20pt以上 | 100% |
※9pt以下の場合はAT中のベル回数が35回以下が条件
■溜まったポイントはAT終了時に解放抽選を行います。AT終了後というのは、ボーナスやラッシュ後を指します。ポイントが溜まっているほど解放する可能性が高くなります。20pt以上は穢れ解放確定となります。
穢れ解放時の恩恵
●上乗せ特化ゾーン「くるみ割りの魔女」が確定
恩恵は上乗せ特化ゾーン「くるみ割りの魔女」が確定します。
開始画面継続示唆や追撃型上乗せなど、前作までの上乗せ特化ゾーン「ワルプルギスの夜」を踏襲しています。
まどマギ3穢れ思考・立ち回りへの影響は?
本題です。
ここまでの説明で、まどマギ3の穢れシステムは把握できたでしょうか?今作の穢れシステムのメリットとデメリットをまとめます。
【メリット】
●ボーナス後に穢れを気にせず辞めれる
●低ポイントでも「抽選」なのでそこそこ解放する
【デメリット】
●ポイントが溜まっても無駄になる事がある
●ハイエナができなくなった
●恩恵が弱い
このように、一長一短である事がわかります。
まずは、ハイエナは実質不可能である事に注目します。ボーナス後にポイントはリセットされますので、穢れ狙いのハイエナはできません。これは「まどマギの立ち回り」の内の1つを失った事を意味します。
仮に狙えたとしても「恩恵が弱い」ので、期待値を出すには相当な条件が必要です。逆に言えば、穢れを気にしなくても問題ないので、いつでも辞めれるというメリットがあります。
次に解放条件について思考します。解放条件はAT後に抽選で行います。ここで注目すべきは「抽選である」と言う事。低ポイントしか溜まっていなくても、条件付きではありますが、それなりに解放してくれるのは優秀です。さらに溜まれば溜まるほど解放の可能性は高まります。
逆に言えば、ポイントを溜めても「抽選に漏れたら」失う(無駄になる)というデメリットもあります。これはストレスに感じてしまうでしょう。
しかし考え方を変えてほしい。「穢れ」という言葉に縛られているから、そう感じてしまうのです。今作のシステムは『ポイントに応じてAT抽選』ただそれだけである。見せ方の問題で「穢れ」と表現しているだけであって、普通にAT抽選しているだけなのです。
つまり、設定差のない『AT抽選』は何も気にする必要はないと言う事です。
パチスロの基本は『設定狙い』です。
今作ではハイエナという立ち回りを失いましたが、基本通り「設定狙い」で立ち回ればいいのです。幸い今作では「設定推測要素」は豊富にあり、シリーズの中でも設定看破は容易な部類です。穢れに縛られず設定狙いで立ち回ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
●穢れはボーナス後にリセット
●穢れ狙いのハイエナは不可能
●今作の穢れは『ただのAT抽選』
●まどマギ3は設定狙い