テレビゲームの原点とも言える、『ファミリーコンピュター(通称ファミコン)』の登場が1983年。ファミコンは爆発的な人気を獲得し、テレビゲームの地位は確固たるものとなりました。
それから40年足らずの年月が経ちました。
近年ではスマホが一般化し、子供からお年寄りまでスマホを持つ時代になりました。その中で2012年にスマホ用パズルゲームとして登場した『パズル&ドラゴンズ(通称パズドラ)』の爆発的ヒットを皮切りに、『スマホゲーム』の戦国時代へと突入しました。
しかしスマホゲームの爆発的な人気の陰で、かつての王者テレビゲーム業界の売上は下がっていくことになります。
そして現在。スマホゲームブームもひと段落し、Switchの登場でテレビゲームも息を吹き返しています。
さて本題に入ります。タイトルにもあるように『テレビゲームVSスマホゲーム』どちらが優れたゲームなのでしょうか。様々な視点から検証していきたいと思います。
【1戦目】ハード(本体)対決
まずゲームを遊ぶためには本体が必要になります。
テレビゲームはSwitchやPlayStationと言った本体が必要です。スマホゲームでは、対応したスペックのスマホが必要になります。
【テレビゲーム】
(メリット)
・販売店が豊富
・三万円程度で購入できる
・購入する際に手続きがなく時間はかからない
(デメリット)
・一つのハードですべてのゲームが遊べない(複数のハードが必要)
・オンラインシステムが有料
【スマホゲーム】
(メリット)
・スマホ一つで遊べる(複数ハードを必要としない)
・どこでも遊べる
(デメリット)
・スマホ自体が非常に高価
・スペック不足だと遊べなくなる
・購入の手続きが面倒
・通信環境によっては遊べなくなる
【勝敗】
どちらも一長一短ではありますが、私個人としては『テレビゲーム』の勝利としたい。
近年スマホゲームは進化しすぎた影響か、高スペックを要求することが増えてきました。ある程度の機種ならば遊べますが、処理落ちや遅延などの症状もあります。
また、通信環境によりプレイできなかたり、スマホが高価すぎるという事から、私はハード面の勝者をテレビゲームとしたい。
【2回戦】ソフト対決
続いては『ソフト対決です』。
【テレビゲーム】
(メリット)
・形として残る
・飽きたソフトを売却や譲る事ができる
・基本的には買い切りの為、最後まで遊ぶ事ができる
(デメリット)
・比較的高価な買い物
・ハズレのゲームを買ってしまった時の絶望感
・破損や傷などで遊べなくなる可能性がある
・購入に行く手間がある
※ダウンロード版は除く
【スマホゲーム】
(メリット)
・基本無料で遊べる
・ハズレのゲームでも損害なし
・購入に行く手間がない
(デメリット)
・形として残らない
・サービス終了により遊べなく可能性がある
【勝敗】
基本無料である事が勝敗の決め手となり、私は『スマホゲーム』を勝者とします。
又、テレビゲームは高いお金を払って『面白くないゲーム』を買ってしまった時の絶望感が大きなマイナスになりました。
【3回戦】特徴対決
テレビゲーム・スマホゲームともに一長一短であり様々な遊び方があります。
【テレビゲーム】
(メリット)
・グラフィックが良い
・大画面で遊べる
・コントローラーで遊べる
・スマホでは再現が難しい表現が可能
・複雑な処理にも耐えれる(アクションゲームが特に面白さ増す)
(デメリット)
・直感的なゲームが苦手
・追加DLCは有料がほとんど
・バグの修正などの対応が遅い。または放置。
【スマホゲーム】
(メリット)
・画面にタッチするので直感的なゲームに強い
・場所を選ばず、周囲にバレずにゲームができる
・定期的にイベントや追加コンテンツがある
・バグや内容の修正の対応が早い
(デメリット)
・本体(スマホ)が熱を持ちやすい
・バッテリーの消耗が早い
・画面が小さい
・コントロラーではないので、細かな動きが苦手
・繊細なゲームには不向き
・基本ポチポチゲームが多い
・技術・知識ではなく、課金により他ユーザーと差が付きやすい
【勝敗】
これは圧倒的に『テレビゲーム』の勝利です。
やはり進化したとはいえスマホでできる事には限界があります。『ゲーム』というものに特化したテレビゲーム機に勝てるはずもありませんね。
勝者
【テレビゲーム】2勝1負
【スマホゲーム】1勝2敗
勝者 テレビゲーム
となりました。やはりゲームに特化しているので圧倒的にテレビゲームが勝っていました。しかし、スマホゲームもこの数年の間で劇的に進化してきた訳で、今後どうなるのかわかりません。
耐熱問題・バッテリー問題・ガチャゲー問題・ポチポチゲー問題など、改善点は山積みですが、スマホゲームを愛する筆者にとってはさらなる進化を期待したいです。
最期に余談
こういう記事を書くにあたって、改めてテレビゲームとスマホゲームについて考えた訳ですが、やはり『任天堂とガンホーの功績は偉大だな』と思いました。
言わずもがな、任天堂は40年足らずの間、業界を守り支え進化させてきました。世界に誇るゲームメーカーでもあり『マリオ』『ポケモン』『ゼルダ』など有名作品を多数世に残しています。
そしてスマホゲームの立役者のガンホー。パズドラというゲームがなかったら今のスマホゲームブームはなかったかもしれません。
個人的には、今なおパズドラを超えるスマホゲームは出てきていません。
低予算で大きな利益をもたらし、完成されたUI、斬新なパズル、進化させる楽しさ、コラボという基盤をつくり、フェスという基盤をつくり、ゲームの生放送をする。などなど、パズドラが業界に与えた影響は数知れず。すごいですね。
今後、ゲーム業界の歴史を語る上で両社は確実に中心にいることでしょう。
では今回はこの辺で!
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